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2010年(第12回)

【特別賞】
食のバランス改善で日本の科学技術を支える
新居浜工業高等専門学校 生物応用化学科 1年
加地 桃子
加地 桃子

 現在、私たち人間の食生活は昔と比べ、大きく変化しています。昔は、ほぼ自給自足の生活だったのに対し、現在ほとんどの人が食べ物を全て購入しています。料理として調理済みのものさえ購入することができてしまいます。食生活のグローバル化により欧米の食生活が取り入れられ、摂取する栄養の偏りが今問題視されている代表的な例だと思います。
 私が考えたことは、「なぜ生活習慣病患者が増加傾向にあるのだろう」「どうすれば予防することができるのか」ということです
 私なりに考えてみた結果、1番の問題は食べ物に対する知識の低下からくる「食事バランスの崩壊」が原因だと思います。食生活を改善するため世間に食べ物に対する知識を広めていく方法が必要であると思いました。その方法として私が考案したのが栄養基準マークです。
 私の考える栄養基準マークとは、それぞれの食べ物の五大栄養素をパッケージにマークとして表記していくことです。1日に必要な摂取バランスを考えながら買いものをすることができ、より良い食生活へ近づくことができるというアイデアです。
 なぜ私がこのマークを推奨するのかというと、現代の人々は食べ物の栄養について全くわかっていないため、その結果、何も考えずに食事をしてしまいます。その毎日の食事は栄養バランスがボロボロなので、気付いた時には生活習慣病になってしまっているのです。
 例を挙げると、高校生男児、サラリーマンの人たちに人気の「から揚げ弁当」です。から揚げ弁当というと内容のほとんどが、から揚げ・ご飯の2つです。ボリュームもありお腹のすいたお昼ごはんに人気があります。ですが考えてみてください。お弁当の内容がほぼから揚げ・ご飯ということは、摂取する栄養の炭水化物と脂質がメインでビタミン、ミネラルはあまり摂取することができていません。この例のような食生を繰り返していては今大丈夫であったとしてもいつか病気にかかってしまうと思います。ですが、そこに野菜ジュースを組み合わせるとどうでしょうか?ビタミン・ミネラルを補うことができ、バランスの整った一食になります。


 今現在、パッケージの裏に栄養成分は記入されていますが、私たちはそれが一日摂取すればよい栄養のどれぐらいなのか、いまいち分からないというのが現状です。調べることができたらいいのですが、核家族化ごとく食べ物の栄養について考える時間などほとんど無いと思います。それよりも、まず調べようと思う気持ちがないと思います。
 ですが、この栄養基準マークがあることで1日に必要・不必要な栄養が簡単に分かるので、誰でも正しい食生活へ近づくことができると思います。実施例を説明すると、「特定保健用マーク(トクホマーク)」のように、そのマークを食品一つ一つに表記していきます。
 表記内容は、五大栄養素である、「炭水化物・脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラル」の5つです。


 1日の摂取量の目安の100%が1つの円、また円の中心に記されている数字が一日の合計数を最高10として、その円の中に10段階で栄養素がどれぐらい含まれているかをパッケージの、今現在裏に表記されているような栄養成分のように、分かりやすくパッケージの一部に表記します。これだと一目でわかるので、栄養について知識が無い人でも簡単に一日のバランスを整ったものにすることができます。
 なぜマークなのか?それはサラリーマンなどを始めとする忙しい現代社会の人がいちいち食べ物(例:コンビニ弁当)を買う時に、「この食品にはこの栄養は○○○含まれています。この栄養は〜」などというように説明を読むとは思えないことと、なによりマークだと一目でイメージできるので簡単なので全世代にわたり理解しやすくなります。このマークを見れば、ほとんど理解することが重要だと思います。
 このマークが普及していくにしたがって簡単に1日の摂取しなければならない栄養を考え、意識しながら食べ物を購入し、摂取することができます。そうすることによって、バランスのよい食事がとれるようになり、生活習慣病の人々のこれ以上の増加を防止することができると思います。
 手軽に栄養バランスについて考えることができ、その毎日の積み重ねによっていつかは「現代病」とも呼ばれている生活習慣病患者がいなくなる健康でより明るい社会が訪れると私は思います。